カエサル
|ヨーロッパ・時代を生きた人々

2012-05-21更新

カエサルは癲癇もちだった。一五六七年、ヨーロッパでいちばん長いひげをもった男が自分のひげを踏んづけてよろめき、階段をころげ落ちて首の骨を折ったそうだ。“マルコ・ポーロは中国語が話せなかった。『オズの魔法使い』で人気の出たアメリカの映画女優ジュディ・ガーランドは、本名をフランシス・ガムーといった。「軍人王」と称されるプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルムは、ヨーロッパじゅうから背の高い男を(時には力ずくで)スカウトした。「長身近衛兵」として身辺に配するためであって、彼らは決して実際の軍務にはつかなかった。ペーテル・ナーダシュという人は一九八九年、ハンガリー社会主義の崩壊を劇的事件と見通し、ローマの歴史家リゥ柵ウスの筆法にならってこう記したl「まことに、民衆は政治家たちを『どうとでもなるがいい』とばかり運命の手にゆだね、自分たちはさっさと逃げ出したのである」まったく、なんと賢明な民衆だろう!ドイツ連邦建設相を務めたクラゥス・テップァ‐はこう断言しているl「民族国家というのは、大きな事柄を決めるには小さくなりすぎ、小さな事柄を決めるには大きくなりすぎてしまった」ハイナー・ミュラーは、旧東ドイツで活躍したブレヒト以後最大の劇作家・演出家と目される。その彼がおのれを、堕落の岸にたたずむオル・ヘゥスと自覚しはじめたとき、告白した、「おれはウイスキーを信じる」と。、ローマの大プリニウスでさえ、すでにこういう懸念を表明しているl「この調子で地球を開発・搾取していったら、将来どんな終局を迎えることやら。われわれの所有欲は、いったいどこまで突き進むのだろう」今から五千年ぼど昔、シュメールの町エブラの書記が喫形文字でこう記したー「借金するのは性交するのと同じくらいたやすい。でも返済するのは、月みちるまで懐胎するのと同じくらいむつかしい」